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zoom RSS *** 道東道&道央道、チェーン規制 (5/11〜12) ***

<<   作成日時 : 2012/05/12 23:59   >>

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 けさは7時出社。基本的に朝は時間がないのですが、まずチェックしたのはJARTICのサイト――。
 きのう帰る時、予想以上に気温の下がり方が早かったので気になっていたのです。

 エリアは当然、北海道。ページを見ると、道東道と道央道の表示が一部青くなっています。
 こちらも青くなりました。。

 以下は、読売新聞の記事からの引用です。

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居座る寒気、市街地にも雪

 北海道内は12日午前、上空に停滞する寒気の影響で気温が低下、遠軽町白滝では氷点下1・3度を記録し、4月中旬並みの気温となった。同日正午までの24時間に斜里町ウトロで10センチ、弟子屈町川湯で9センチの降雪があり、札幌管区気象台によると、オホーツク地方の山間部の雪は同日いっぱい続く見通し。網走地方気象台によると、気象台がある網走市の5月の雪は2006年(5月2日)以来で、5月中旬だと、1996年(5月15〜17日)以来という。

 この日朝、北見市の市街地でも、歩道がうっすら雪化粧。開会予定だった春の高校野球北海道大会北見支部予選は雪のために順延となった。同支部で30年近く指導している監督は「雪で大会が順延になったことは記憶にない」と話している。

(2012年5月12日 読売新聞)

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 日本列島の上空にはこの時期としては強い寒気が流れ込んでいます。
 地上天気図はスケールは小さいながらも、西高東低。等圧線は縦縞で間隔が狭くなっています。
 500hPaでは、巨大な渦が三陸沖にあり、後面に寒気を引きずりおろしやすい形。
 北海道には850hPaの0度ラインがかかっていました。

 ●5月11日21時   左:地上実況天気図   右:500/700/850hPa解析天気図(AXFE578)
画像

 850hPaが0度前後の場合、ふつうは平地で雪になることはありません。ただ、それより下のレベルでも0度前後の寒気が流れ込んでいれば、話は別。このためにオホーツク海側は平地でも雪になったわけです。
 それでも、山を隔てていれば、最下層の寒気移流は一段弱いはず。上川地方や十勝地方は標高の高いところ以外、雪になることはないと思っていました。

 下は11日15時から12日6時までのMSMの解析気温を並べたもので、地点は幾寅。
 900hPa・925hPaの気温が850hPaより低いという、珍しい減率。
 3時以降に降水があれば凍雨になるかも・・・ですが、しっかり降水が予想されていたのは0時過ぎまで。これなら、850hPa以下はほぼ全層0度以上なので、標高が500メートル前後あっても、雨主体のはず・・・。
 ところが、JARTICの表示は青。チェーン規制になっていました。。

画像

 下は1時間ほど前にキャプチャーしたTwitter
 チェーンの文字が9つも・・・。道央道は最初の一つだけで、あとはすべて道東道に関する記事です。

画像

 道東道・道央道ともに、チェーン規制になったのは、きのう(11日)の21時か22時頃。
 道央道のほうは状況がよく分かりませんが、道東道はトマム〜十勝清水付近で、21時頃には雪が降っていたようです。ただ、幾寅の21時は800hPaより下がすべて0度以上。予測を組み立てる際は、アメダス地点の気温をいくつかチェックしましたが、それでは拾えないような何かがあったのか、それとも・・・。

 それにしても、久しぶりの雪氷に関わる予測で、感覚がつかめませんでした。
 さすがに、これで最後。次は秋になってからだと思うのですが・・・。

<5月15日追記>
 navarea11さんのコメントに関連し、稚内のエマグラムを追加しました(画像はワイオミング大学のHPより)。

画像

 これを見ると、11日9時・12時ともに、上空1400メートル付近に顕著な逆転層があるのが分かります。
 利尻山の山頂は1721メートルなので、逆転層より300メートルほど高め。
 カルマン渦が出来る際の条件の一つ、「逆転層の上に山頂が突き出ている」を満たしています。

 カルマン渦が出来る条件については、以下のサイトなどに記述があります。

Wikipedia カルマン渦
   高さ1km付近に顕著な気温逆転層があり、山頂がその上端よりも高く、
   風向がほぼ一定で比較的強い風が吹くなどの一定の条件がそろうと発生することがある。


気象・歳時・防災 コラム! 「カルマン渦」と「寒冷渦」
   1.強い逆転層下にある層雲または層積雲によって覆われている広い海域
   2.風向が一定した比較的強い下層風が持続的に吹いていること
   3.逆転層の上へ数百m突き抜けている高い山岳を持つ島が存在すること

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
北海道で降雪は、ある意味驚きですが、別の視点に立てば、冬はまだそこにいると言うことですね。
11日は、衛星画像を見て気づいたこと。利尻島から南西方に延びるカルマン渦。理屈では条件がそろえばできるは判っていても、利尻島を起点にカルマン渦ができると、確かにへエーとなってしまいました。
カルマン渦の下の天気はどんな具合なのでしょう。ちょいと気になります。
navarea11
2012/05/13 01:42
あらら、という感じですね。
この時期の雪に対してどういうスタンスで臨むのかが重要ですね
本当に最後だといいんですけど...
iiji-k
2012/05/13 14:42
11日のカルマン渦は気づいていませんでした。
稚内のエマグラムを見ると、利尻山の標高(1721)より低い
1400メートル付近にあり、強い逆転層がありました。
確かに、条件の一つを満たしています・・・とはいえ、
この時期にという感じですね。
たかはし
2012/05/15 18:20
下層寒気はさすがにこれで最後でしょう。
でも、上層寒気はまだまだありそうな・・・。
17日〜18日は確度が高まってきたようです。。
taket
2012/05/15 18:24

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