半月前に発売された『将棋世界』の最新号。表紙には羽生、鮮烈の3連勝 の文字。 それが・・・まさかこんなことになるとはまったく想像できませんでした。 ------------------------------------------------------- 渡辺竜王が初の永世竜王に、4勝3敗で羽生名人下す 12月18日19時33分配信 読売新聞 将棋界の最高位を争う第21期竜王戦(読売新聞社主催)、渡辺明竜王(24)と挑戦者・羽生善治名人(38)の七番勝負第7局は17日から山形県天童市の「ほほえみの宿 滝の湯」で行われていたが、18日午後7時30分、渡辺が140手で勝ち、3連敗からの4連勝で逆転防衛、5連覇を果たした。優勝賞金は3200万円。 渡辺は規定により、初の永世竜王の資格を獲得した。70年以上に及ぶ将棋のタイトル戦の歴史で3連敗から4連勝したのは初めて。渡辺の24歳7か月での永世称号獲得は、中原誠永世棋聖の23歳、羽生永世棋王の24歳5か月に次ぐ年少記録となる。 今シリーズは、勝った棋士が永世竜王になる「永世称号争奪戦」。七つのタイトルのうち、永世名人など六つの永世称号を持つ羽生は、今シリーズに史上初の「永世七冠」をかけて挑んでいたが、渡辺に阻まれた。 (読売新聞のサイトより) -------------------------------------------------------------------- 記事にあるように、将棋のタイトル戦で3連敗から4連勝の逆転は初めてのこと。3連勝から3連敗というのは過去に2度ありましたが、いずれも最後は初めに3連勝していた側が踏みとどまっていました。 1978年度 第17期十段戦 中原誠 十段 ○○○●●●○ 米長邦雄挑戦者 2005年度 第55期王将戦 羽生善治王将 ○○○●●●○ 佐藤康光挑戦者 ( ※ タイトル戦の勝敗はこのページが詳しいです ) 渡辺竜王が難解な勝負を制し、ようやく一勝を返した第4局は、●●●○●で終わった羽生−谷川の竜王戦第4局を連想させ、「この七番勝負で結果が出なくても、今後の棋士人生には意味のある大きな一局」などと思っていたのですが、不明を恥じるばかりです。。。 二年前、佐藤棋聖(当時)の挑戦を受けた時、佐藤乗りの声が多い中、「私は下馬評を裏切るだろう」との大胆なコメントを残し、実際に下馬評を裏切って(!?)防衛を果しましたが、今回の裏切り具合はそれ以上。羽生名人の永世七冠を期待する世論、そして3連敗の逆境を跳ね返しての防衛はただただ「凄い」の一言。これで森内・佐藤・羽生の羽生世代3強をすべて破ったことになり、格を上げたことは間違いありません。 一方の羽生名人。敗れても四冠王で第一人者であることには変わりありませんが、そのインパクトの大きさから、今回の七番勝負は十年後、二十年後に振り返った時、ターニングポイントとされるかもしれません。来年1月から始まる王将戦七番勝負、対戦成績がほぼ互角と苦手(!?)な深浦康市王位との勝負は重要なものとなりそうです。 1995年3月、羽生名人は七冠王をかけた谷川王将との王将戦七番勝負に敗れながらも、一年後、見事に七冠を達成しました。永世七冠も一回目の挑戦では果たすことはできませんでしたが、次の機会・・・再び渡辺竜王との名勝負を見てみたいものです。 この1月号では巻頭カラーで第2局、第3局の模様が特集されているほか、鈴木宏彦氏による「緊急企画・将棋記録集 羽生名人にまつわる記録 その3」なる記事が載っています。「その3」・・・ということは、挑戦が決まってから3ヵ月連続の掲載で、明らかに羽生永世七冠誕生を意識した内容。ひょっとして、別冊『永世七冠王、羽生善治。』なんてのを水面下で準備していたりとか・・・というのは考えすぎ? 3連勝した時はズバリ当たったと思っていたでしょうが、渡辺竜王が一勝を返すたびに・・・。 2月号は年末年始の関係でいつもより〆切が早く、竜王戦の総括は3月号になると思いますが、羽生永世七冠誕生モードから、どのようにシフトチェンジするのでしょう? さらに、別冊『永世竜王、渡辺明』の緊急出版はあるのか!? 注目しています。 ・竜王戦七番勝負第7局。(渡辺明竜王のブログ) ・竜王戦第七局・棋譜(竜王戦中継サイト) |
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今月号の女流王位戦の扱いはひどい。見出の取り方、写真どれを取っても、石橋さん並びにLPSAへの嫌がらせとしか思えない。他方、今月号も米長会長は写真つきでよく登場していますね。米長関連のページは破って棄てました。将棋世界が日本将棋連盟の機関誌であることは仕方ありませんが、もう少し、業界団体としての、、、、まあどうでも良いや。 |
ある読者 2008/12/22 10:09 |
将棋連盟のHPも同様の扱いですね。 |
たかはし 2008/12/22 18:38 |
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