前回の「その2」ではベース天気が ・ のテロップのうち、降水ありのものを対象としましたので、今回は降水なしのテロップを対象に話を進めます。 や は出てきませんので、当然、これまでのように降水の種類( ・ か ・ か ・ )についての対称性を問うことはありません。「その2」で述べたように、ベース天気が ・ のテロップはそれぞれ36・37あり、そのうち降水ありのテロップは29・30。したがって、降水なしテロップはどちらも7つです。それをテロップ番号順・・・から少し並べ替えると、次の表のようになります。 《ベース天気が 》 《ベース天気が 》100 200 101 時々 201 時々 110 のち時々 210 のち時々![]() 111 のち 211 のち 132 朝夕 223 日中時々![]() 130 朝の内霧のち 209 霧 131 明け方霧 231 海上海岸は霧か霧雨 その1で降水なしの天気マーク( ・ )と降水ありの天気マーク( ・ )の組み合わせを考えたように、 と の時間によって組み合わせを考えてみると・・・1) 2) 一時 3) 時々 4) 時々 5) 一時 6)![]() このうち、2)は1)と同様、5)は6)と同様に扱うので、結局 ・ 時々 ・ 時々 ・ の4種類。 と の時間で対称となるのは と 、 時々 と 時々 で、これは表の1行目と2行目に当たります。また、「のち」表現で対称となるのが表の3行目と4行目。ベース天気が のテロップと のテロップとの間で対称といえるのはここまでです。対称といえる1行目から4行目では のテロップと のテロップの下二桁は同じ。この点は降水ありテロップと事情は変わりません。5行目は対称ではありませんが、ニュアンスは似ています。223・ 日中時々 は北東気流の気圧配置の時、関東以北の太平洋側にしばしば用いられます。数としては201・ 時々 のほうが圧倒的に多いですが、「晴れ間は日中限定」を強調する場合に使われます。132・ 朝夕 は223・ 日中時々 より晴れる時間が長いイメージですが、「夕方曇って夜はどうなるの?」という疑問を抱かせる予報文です。おそらく132・ 朝夕 は短期予報の時間の区切りが「きょう・あす」ではなく、「きょう・今夜・あす」だった時代の名残りなのでしょう。十数年前まで「きょう・あす」とは別に「今夜」という区分があり、これは日没〜翌日の日の出の時刻までを指していました。「今夜」が日没以降なら、当然「きょう」は日没までなので、「夜はどうなるの?」の疑問には「「今夜」の天気を見てください」ということになります。今の天気予報では「今夜」は17時予報にしか現われず、「あす」との境界は24時。5時・11時予報の「きょう」も24時までを対象とし、日没が区切りとなることはありません。したがって、 朝夕 が現われることはあまりないと考えられます。現状の区切りに対応させるのであれば、 朝晩 のほうが使いやすく、実際、この予報文はけっこうな頻度で現われます(テロップは101)。最後の2行は霧を含むテロップで、全体を通してもこの4種類しかありません。特に209・霧は予報文に ・ ・ ・ のいずれをも含まない、唯一のテロップです(マークとしては 扱い)。ただ、ピンポイントの予報ならばともかく、エリアを対象とする予報で「所により」表現を用いない、ずばり霧の予報は発表しづらいはず。放射霧が予想されるような場合でも、130・朝の内霧のち や131・ 明け方霧ではなく、100・ 所により朝の内霧や100・ 所により明け方霧のような表現が使われています。暖候期の根室・釧路地方で231・ 海上海岸は霧か霧雨が使われることはあっても、ほかの3つのテロップはほとんど利用されていないのではないかと思います。表の5行目に関する記述が(・・・本題からそれつつ・・・)思いのほか長くなってしまいました。短期予報の時間区分に関しては別の機会に書きたいと思います。 次はベース天気が ・ のテロップに移ります。![]() |
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