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help リーダーに追加 RSS *** キロクアメ ワカヤマ & 甲子園ノーゲーム (8/6) ***

<<   作成日時 : 2008/08/08 14:21   >>

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 熱戦が続いてる甲子園ですが、天気がなかなか安定しません。おとといの第3試合は雷雨のために中断、結局、ノーゲームになってしまいました。

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甲子園 大阪桐蔭―日田林工ノーゲーム            2008年8月6日17時10分
 第90回全国高校野球選手権記念大会(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催、阪神甲子園球場)第5日は6日、第3試合の1回戦、大阪桐蔭(北大阪)―日田林工(大分)の2回裏、大阪桐蔭が4―0とリードしたところで雷雨のため中断。30分後、ノーゲームとなった。再試合は7日(第6日)の第1試合に組み込まれる。以降は1試合ずつ後ろにずれ込み、3試合の予定だった第8日が4試合になる。
  (asahi.comの記事より)

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 ノーゲームになったのは16時26分。2時間ほど前には和歌山地方気象台からキロクアメが発表されていました。

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和歌山県記録的短時間大雨情報 第1号

平成20年8月6日14時55分 和歌山地方気象台発表

 14時30分和歌山県で記録的短時間大雨
 紀の川市付近で120ミリ以上
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 キロクアメはともかく、和歌山県や奈良県南部などでの強雨はある程度、予想していたのですが、京阪神方面でこれだけの強雨になるとは考えていませんでした。以下は近畿中部の強雨に対するハインドキャストです。

 まずは総観場の状況を500hPa解析図で見ると――。
 本州付近は太平洋高気圧の目安となる500hPa/5880gpmラインに覆われていますが、上空の高気圧は関東の東海上と朝鮮半島北部の二つのセルに分かれていました。二つの高気圧セルを分けるのが、東日本〜西日本にのびる正渦域で、本州付近は潜在的な前線帯でした。
 南の海上には上層寒冷低気圧の渦があり、高度場が低くなっています。西日本、東日本の500hPaの気温は−5度前後で、この時期としては低い気温でした。

 ●500hPa解析図       左:8月6日9時     右:8月6日21時

 6時の地上天気図を見ると、4日・5日に関東甲信地方などに猛烈な雨をもたらした停滞前線が、関東北部にかかっていますが、9時以降は解析されず、15時の天気図にも描かれていません。
 ただ、南の海上には上層寒冷低気圧に対応する低圧部があり、この低圧部を回るように南〜南東から湿った空気が入りやすい状態となっていました。一方、日本海の高気圧からは北よりの風が吹き出し、本州付近は下層風が収束しやすい形で、上で見たように500hPaの正渦域に対応する前線帯を形成していました。

 ●地上実況天気図       左:8月6日6時     右:8月6日15時

 衛星画像を見ると、3時や6時に東日本にのびている前線の雲は9時や12時の図では弱まっているのが分かります。ただ、これは東西に連なる形の雲が不明瞭になっただけで、西〜東日本は午前中から所々で対流雲が発生していました。これが日中の昇温とともに、昼過ぎからは特に東海地方や近畿地方で急速に発達し、激しい雨をもたらしたわけです。

 ●衛星画像       左:8月6日3時     右:8月6日6時

 ●衛星画像       左:8月6日9時     右:8月6日12時

 ●衛星画像       左:8月6日15時     右:8月6日18時

 ●衛星画像       左:8月6日21時     右:8月7日0時

 毎正時の降水量が20ミリ以上を観測したアメダス地点は以下の通りです。

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 13時 川辺 26.0
 14時 清水 24.0
 17時 近江八幡 24.5 豊中 22.5 西宮 31.0
 18時 枚方 63.0

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 レーダーエコー図で昼過ぎからのエコーの動きを追うと、近畿地方では和歌山県北部〜奈良県南部で15時頃対流雲が発生・発達し、15時頃には大阪府南部に侵入しました。その後、この雨雲は次第に弱まりましたが、代わって兵庫県南東部〜京都府南部〜滋賀県南部〜岐阜県へのびる雨雲が組織化されました。甲子園付近は京都府南部〜大阪府北部から次々と発達した雨雲がかかり続け、激しい雨となったわけです。

 ●レーダーエコー図       左:12時     右:12時30分

 ●レーダーエコー図       左:13時     右:13時30分

 ●レーダーエコー図       左:14時     右:14時30分

 ●レーダーエコー図       左:15時     右:15時30分

 ●レーダーエコー図       左:16時     右:16時30分

 ●レーダーエコー図       左:17時     右:17時30分

 ●レーダーエコー図       左:18時     右:18時30分

 ●レーダーエコー図       左:19時     右:19時30分

 15時から16時までに強いエコー域は大阪府南部から北部にジャンプしたように見えますが、この間に何が起こったのか? 手がかりになりそうな、アメダスの風と気温の図を並べてみました。
 目につくのは35度前後まで上昇した気温の高さで、確かに対流雲の発達要因に日中の昇温が寄与しているのは間違いないでしょう。ただ、衛星画像やレーダーエコーの推移からは、本州中部〜近畿地方にのびる前線帯が主たる要因の熱界雷と見られます。
 12時・13時の風の分布を見ると、近畿地方は三重県方面からの東よりの風と若狭湾からの北よりの風が収束する場で、14時には大阪湾からの西よりの風が加わり、大阪府南部〜和歌山県北部で収束が強まりました。ところが、15時から16時にかけては大阪府や大阪平野の風は南よりの風に変わり、収束の強いエリアは大阪府北部付近に移っています。この強い収束域の移動が、大阪府南部の対流雲の衰弱→大阪府北部付近での対流雲発達に対応しているものと考えられます。

 ●アメダス・風(8月6日12時)           ●アメダス・気温(8月6日12時)

 ●アメダス・風(8月6日13時)           ●アメダス・気温(8月6日13時)

 ●アメダス・風(8月6日14時)           ●アメダス・気温(8月6日14時)

 ●アメダス・風(8月6日15時)           ●アメダス・気温(8月6日15時)

 ●アメダス・風(8月6日16時)           ●アメダス・気温(8月6日16時)

 ●アメダス・風(8月6日17時)           ●アメダス・気温(8月6日17時)

 ●アメダス・風(8月6日18時)           ●アメダス・気温(8月6日18時)

 ●アメダス・風(8月6日19時)           ●アメダス・気温(8月6日19時)

 ●アメダス・風(8月6日20時)           ●アメダス・気温(8月6日20時)

 では、大阪湾や大阪平野の風向きが南よりに変わった原因は? というと、風向の変化と気温低下のタイミングと重なることから、この南よりの風は大阪府南部〜和歌山県北部の発達した対流雲からのアウトフローと考えられます。もっとも気温の低下幅は小さく、これだけでは説明としてはちょっと苦しいかもしれませんが・・・。

 友ケ島の10分ごとの実況値
 和歌山の10分ごとの実況値
 関空島の10分ごとの実況値
 堺の10分ごとの実況値
 熊取の10分ごとの実況値

 気温の低下が分かりやすいのは、やはり強い降水があった所です。強雨はいらなけれど、涼しさはほしいです・・・。

 大阪の10分ごとの実況値
 枚方の10分ごとの実況値
 豊中の10分ごとの実況値
 能勢の10分ごとの実況値
 神戸の10分ごとの実況値

 5日3時初期値のMSMは和歌山県では強雨を計算していましたが、大阪府北部は「降水あり」が精一杯・・・。地上風の予想を見ると、三重県からの東よりの風、若狭湾からの北よりの風はぶつかっていますが、大阪湾は弱い西よりの風で、実況に比べると収束量は小さかったことになります。
 さすがに発達した対流雲からのアウトフローまでは表現できないわけで・・・、この点は補って考えないといけません・・・というのは容易ですが、実際の判断はなかなか難しいです。

 最後に、大阪管区気象台から発表されていた、地方情報の電文・・・。
 第1号から第2号で近畿中部の1時間降水量の予想を下方修正しているのが、謎です。

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大雨と落雷及び突風に関する近畿地方気象情報 第1号

平成20年8月6日15時10分 大阪管区気象台発表

(見出し)
14時30分現在、和歌山県紀の川市付近で120ミリ以上の猛烈な雨となっています。近畿地方では、中部を中心に6日夜遅くにかけ、雷を伴った猛烈な雨の降るおそれがあり、土砂災害などに警戒して下さい。

(本文)
 近畿地方では、暖かく湿った空気と日射の影響で、大気の状態が非常に不安定となっています。 

 近畿地方では、中部を中心に6日夜遅くにかけて、局地的に雷を伴って、1時間80ミリの猛烈な雨が降る見込みです。昨日の雨で地盤が緩んでいる所では、特に土砂災害や浸水害に厳重に警戒して下さい。 
 
 なお、7日も大気の状態が不安定となるため、引き続き局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降るおそれがあります。

[雨の予想]
 6日夜遅くにかけて、1時間の最大降水量  
  中部 80ミリ
  南部 50ミリ         
           
[防災上の警戒事項]
 土砂災害、浸水害、河川のはん濫

[防災上の注意事項]
 落雷、突風

 地元気象台の発表する警報や注意報、気象情報に留意して下さい。

 次の、「大雨と落雷及び突風に関する近畿地方気象情報」は6日18時頃を予定しています。

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大雨と落雷及び突風に関する近畿地方気象情報 第2号

平成20年8月6日17時40分 大阪管区気象台発表

(見出し)
近畿地方では、中部を中心に6日夜遅くにかけて、雷を伴った非常に激しい雨の降るおそれがあります。引き続き、土砂災害や河川のはん濫などに厳重に警戒して下さい。

(本文)
 6日17時のレーダー観測によると、発達した雨雲が滋賀県から兵庫県南部にあってほとんど停滞しています。

 6日17時までの1時間の解析雨量では、滋賀県木之本町付近で約70ミリ、兵庫県尼崎市付近と大阪府高槻市付近で約60ミリの非常に激しい雨となっています。 

 近畿地方では、中部を中心に6日夜遅くにかけて、局地的に雷を伴って、1時間60ミリの非常に激しい雨が降る見込みです。土砂災害や浸水害、河川の増水に厳重に警戒して下さい。 
 
 なお、7日も大気の状態が不安定となるため、引き続き局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降るおそれがあります。

[雨の予想]
 6日夜遅くにかけて、1時間の最大降水量  
  中部 60ミリ        
           
[防災上の警戒事項]
 土砂災害、浸水害、河川のはん濫

[防災上の注意事項]
 落雷、突風

 地元気象台の発表する警報や注意報、気象情報に留意して下さい。

 次の、「大雨と落雷及び突風に関する近畿地方気象情報」は6日21時頃を予定しています。

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大雨と落雷及び突風に関する近畿地方気象情報 第3号

平成20年8月6日20時57分 大阪管区気象台発表

(見出し)
近畿地方の中部を中心とした、非常に激しい雨の降るおそれはなくなりました。大阪府と兵庫県では、引き続き7日0時頃まで、土砂災害に注意して下さい。7日にかけて、落雷や突風にも注意して下さい。

(本文)
 6日20時30分の気象レーダー観測によると、非常に激しい雨を降らせた雨雲は、弱まりました。

大阪府や兵庫県では、これまでの大雨により、地盤が緩んでいる所がありますので、引き続き7日0時頃まで、土砂災害に注意して下さい。
 
 なお、7日昼過ぎからは、日射も加わり、大気の状態が不安定となるため、再び、局地的に雷を伴った激しい雨が降るおそれがあります。


[雨の実況]
 降り始め6日12時から20時までの総雨量

 大阪府
 枚方   73.5ミリ 豊中 38.0ミリ

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 ※ 衛星画像・レーダーエコー図・アメダスは気象庁のHP、
   500hPa解析図・地上実況天気図は北海道放送のHPより引用のうえ、加工しました。
   

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
8日の岐阜市付近ですが、
夜になって大雷雨になり
ました。雷雲接近の時の
北寄りの強い風には驚き
ました。上空のゴーゴー
うなる音がかなりひどく
なった20時00分前後
は「家が吹き飛ばされる
のでは?」と真剣に思い
ました。その前には北で
一時氷粒が降ってました。

そして、雷雲が当地上空
に到達したころからは、
「雷のショー」でした。
絶え間ない光、近くに
落雷連発、そしてやっと
雨が降り始め強い風雨に。

岐阜地方気象台の調査に
よりますと、どうやら…
「ガストフロント又は
ダウンバースト」のよう
です。が上空の音が凄か
ったので、ガストフロ
ントでしょうかネ〜?
星の金貨
2008/08/10 20:11
先ほど、岐阜の10分ごとの実況値を見てみました。
いかにも突風という感じの吹き出し方です。
風の強まりと降水の強まりには
20〜30分ほどタイムラグがあったんですね。
当日のレーダーエコーをあすにでも確認のうえ、
何か分かりましたらお伝えします。

それにしても岐阜地方気象台の報告は素っ気ないですね・・・。
たかはし
2008/08/11 21:16

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