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序章 混沌として面白い時代 第一章 グーグルと「もう一つの地球」 第二章 新しいリーダーシップ 第三章 「高速道路」と「けものみち」 第四章 ロールモデル思考法 第五章 手ぶらの知的生産 第六章 大組織vs.小組織 第七章 新しい職業 終章 ウェブは自ら助くる者を助く (2007年11月10日第一刷発行) -------------------------------------------------------- 現代は、江戸から明治に匹敵する「時代の大きな変わり目」だ。ウェブという「学習の高速道路」によって、どんな職業の可能性がひらかれたのか。食べていけるだけのお金を稼ぎつつ、「好き」を貫いて知的に生きることは可能なのか。この混沌として面白い時代に、少しでも「見晴らしのいい場所」に立ち、より多くの自由を手にするために――。オプティミズムに貫かれ、リアリズムに裏打ちされた、待望の仕事論・人生論。 どの章からでも読み進められる本なので、好きなところから適当に読んでいましたが、一週間ほどかけ、ようやく通しで読み終わりました。と言っても最初から順序よく・・・ではなく、読み始めは第三章。最後まで読んでから、序章に戻って第二章で終わり・・・。めちゃくちゃなですね。 第三章から読み始めた理由は、「高速道路を猛スピードで走る少女」として、遠山雄亮四段が里見香奈女流初段について評したブログが引用されていたので。やはりなじみのある話題のほうが流れに乗りやすいですから。それにしても、羽生善治二冠が提示した「学習の高速道路と大渋滞」という概念が、将棋以外にもこれほど広範な分野に適用できる話だとは考えもしませんでした。初めてこの言葉を見たのは将棋世界に載っていた、羽生二冠(当時の肩書きは?)インタビュー記事だったと思いますが、特にピンとくるものはなく、流していました。こういうところにセンスのなさが現れます・・・。 高速道路を疾走後、大渋滞にはまったら、どうするのか? サバイバルの方法として、本書で筆者は「けものみち」という概念を示しています。すなわち、大渋滞を抜けようと「高く険しい道」を目指すか、大渋滞に差し掛かったところで高速道路を降りて道標のない「けものみち」を歩いてゆくか・・・。少々長いですが、第三章より引用します。 ……大渋滞の存在にかかわらず、自分が好きなことについて目の前に高速道路が広がっているのだから、とにかく行けるところまで突っ走ってみよう。そして仮に大渋滞に差し掛かったら、その専門をさらに突き詰めて大渋滞を抜けようとするか(「高く険しい道」)、そこで高速道路を降りて、身につけた専門性を活かしつつも個としての総合力をもっと活かした柔軟な生き方をするか(道標もなく人道がついていない山中を行くという意味で「けものみち」と呼ぶ)、そのときに選べばいいじゃないか。一つの分野で「好き」を突き詰めて「知の高速道路」を大渋滞まで疾走して一芸に秀でる経験は、のほほんと生きている多くの人たちに対して、絶対的な競争力を持つはずだ。そう信じることだ。「けものみち」を生き抜くのに大切なのは、自信とちょっとの勇気と対人能力と「一人で生きるコツ」のようなもので、それは「知の高速道路」を疾走できる人なら、少しの努力で身につけることができると思うよ……(101ページ) 「けものみち」を行くには道標というか、モデルのようなものが必要で・・・、第四章では筆者が「経営コンサルティング」の世界に進むまでの思考過程が描かれています。その中には何人かの人物が登場しますが、知った名前がありました。 心に強度を残した本を直感で書架から選んでいるうちに、大学時代に読んだまま放置してあった『孤高の挑戦者たち』(今北純一著、日本経済新聞社)が、私に強い信号を発していることに気づいた。(123ページ) 今北純一―――。一年ほど前に『定跡からビジョンへ』を読んでいました。この本、羽生との共著―――、ということは梅田望夫・羽生善治・今北純一の3人はそれぞれ直接・間接は別としてつながりがあるわけです。それぞれ同じような「信号」を発しているので、共感できるのでしょう。 自分はどうなのかというと、本書も『定跡からビジョンへ』も繰り返し読みたい本ではありますが、自分に対して強い信号を発しているかはよく分かりません。 その前に、「高く険しい道」を行くのか、「けものみち」を行くのか・・・。自分はどちらかというと「けものみち」な感じがします。もっとも、ここで「どちらかというと」がついてしまうのがいかにも中途半端。どちらにしても、高速道路を疾走してからの話ですね。大渋滞はまだまだ見えていないですから・・・。 以下は本書に引用されているブログ・サイトのURLです。 音極道茶室 『全てのWEBエンジニアはいま「産業革命前夜」のイギリスにいる』 http://www.virtual-pop.com/tearoom/archives/000155.html 江島健太郎 / Kenn's Clairvoyance 『梅田望夫氏の「ウェブ進化論」を読んで』 http://blog.japan.cnet.com/kenn/archives/002665.html 海部美和 『豊かな時代の究極の楽しみは「クリエイトすること」、それがWeb2.0』 http://d.hatena.ne.jp/michikaifu/20070419/1176961765 吉岡弘隆 『Rubyって何よ。』 http://blog.miraclelinux.com/yume/2007/04/ruby_86e4.html まつもとゆきひろ 『オープンソースとエンジニアの決意』 http://www.rubyist.net/~matz/20031227.html [特別インタビュー]世界最大級のCGM「ウィキペディア」の仕掛け人ジミー・ウェールズ http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2007/01/18/605 瀧口範子・シリコンバレー通信 『「自分でやる」ことのもう1つの意味』 http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20070307/264156/ 遠山雄亮のファニースペース 『高速道路論A』 http://chama258.seesaa.net/article/34861675.html 『沿道の応援』 http://www.president.co.jp/pre/special/aiai/125.html(リンク切れ) http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20041223/p2 2007/3/17 梅田望夫 Lingrイベントまとめ http://d.hatena.ne.jp/usukey/20070317/1174131749 bookscanner記 (米国を中心とした「本の電子化」状況について) http://d.hatena.ne.jp/bookscanner/ ヤフー・ジャパン 経験者採用のページ http://hr.yahoo.co.jp/1/ “Linus氏の右腕”が語るGoogleでの仕事 Linuxカーネル・メンテナ/米Google Andrew Morton氏に聞く http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Interview/20070330/267048 Jonathan Coultonのホームページ http://www.jonathancoulton.com/ 梅田望夫 『高速道路を避けて生きることは可能か』 http://japan.cnet.com/blog/umeda/2004/12/13/entry_post_205/ 梅田望夫 『インターネットの普及がもたらした学習の高速道路と大渋滞』 http://japan.cnet.com/blog/umeda/2004/12/06/entry_post_203/ |
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ウェブ時代をゆく:個と自立と・・・
以前(だいぶ以前)、「ウェブ進化論」と言う本を紹介したことがありますが、その本... ...続きを見る |
はてさてブックログ 2008/03/28 10:23 |
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