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help RSS 『詰将棋研究会作品集 饗宴』 編・詰将棋研究会 (全日本詰将棋連盟)

<<   作成日時 : 2007/11/29 00:40   >>

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序文            黒川一郎
まえがき         森田銀杏
作品
解説
論稿
  私の変同論     柳田 明
  塚田流の思い出  飯尾 晃
  詰研について    角 建逸
あとがき
                (1990年1月20日第1刷発行)

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 平成に入って間もない頃に出された、詰将棋研究会の作品集です。豪華ラインアップ20人がそれぞれ5作品を選び、短編から超長編まで計100作品。

   小林敏樹 柳原裕司 岡本真一郎 大野雄一 小泉潔 岡部雄二 有吉弘敏 
   山村浩太郎 飯尾晃 新ケ江幸弘 角建逸 勝亮三 柳田明 護堂浩之 
   橋本哲 深井一伸 塩野入清一 相馬康幸 添川公司 橋本孝治

 数えても意味ないですが、総手数はいったい何手になるんでしょう?
 なにしろ「ミクロコスモス」(橋本孝治・1519手)、「イオニゼーション」(橋本孝治・789手)、「桃花源」(添川公司・767手)、「呪われた夜」(添川公司・393手)、「風神」(相馬康幸・589手)なんてのを含んでますから・・・。
 こんな超長編は当然として、短編もほとんど解けません。最初から完全に観賞用です。でも、観賞用といいつつ、なかなか理解できないんです・・・。『盤上のファンタジア』(若島正)と同様、手元に置いていても理解できないとは、かなりもったいない話・・・。
 作品そのものが分からないので、まだしも分かる文章ばかり・・・、しかも、作品には直接、関係ない部分ばかり、読んでいます(詰パラと一緒の読み方ですね)。

 そんな文章の中で、印象に残っているものをいくつか―――。

 いわゆる”正算式”という創作方法は私の大好きなもののひとつである。アブリ出し曲詰などによく用いられる、”逆算式”という詰上がりから一手ずつ戻していく手法とは対極に位置し、最初に盤面に適当に駒を並べておいてそこから詰手順をひねり出すのである。(略)
 手間と時間のかかる割にはたいした詰上がりにならない事が多い。しかし合駒など”読みを入れる作業”が好きな人にとって、この試行錯誤はむしろ楽しい時間なのだ。そして中長編に収束をつける時には必ず”正算式”創作法が必要となってくる。


 柳田明氏の文章―――。
 この創作方法は基本的に自分も一緒です。・・・といっても、柳田氏には到底及びませんが・・・。おまけに氏はあぶり出しもかなりの数、作っているはずですし・・・。
 でも、書かれているように、けっこう時間がかかるんですよね。これを楽しめる時間があった頃が懐かしいです。

 ある日、古い将棋雑誌を見ていたら、本作の前半の二段合の筋(全く同じという訳ではありませんが)の詰将棋が載っていたのです。(略)ヒントとなった詰将棋を見たその翌日にはこの図を得ることができたのです。そんな訳で、客観的な評価はともかく、作者の愛着という点では前作にはかないません。しかし、元詰将棋作家となってしまった現在では、本作の時のように苦労もなく出来てしまわない限りまともな作品は作れそうにありません。そのような偶然に出会うためにも少しずつではあっても詰将棋に接し続けていきたいと思っています。

 橋本哲氏の文章より―――。
 今の自分はまさにこんな心境・・・。なるべく時間をかけず、手間かけず・・・。詰パラ11月号に掲載された作品はこの方法でした。効率がよいといえばよいのですが、出来上がった時の感動が今ひとつ。こんな方法でしか作れないのはちょっと悲しい話ではあります。

 ある時多作家の相馬さんに創作法をお尋ねすると、「シャンプーしながら創るんですよ」という答えが返ってきた。どうやら相馬さんは、頭の中に描いた駒の動きから趣向を組立てるらしい。
 その影響のためか、本作の歩中合と飛車移動合の仕組みは、通学中の思い付き。仕上げの作業は盤に並べて行ったが、とにかく盤に向かう時間が減り、その後、同じようにして数作完成することができたので、良い方法を教わったものと感謝している。


 山村浩太郎氏の文章―――。ある意味、一番衝撃的でした。

  「シャンプーしながら創るんですよ」 

 この相馬氏の答えもすごいが、山村氏も負けず劣らずすごいです。

  良い方法を教わったものと感謝している。 

 なんだんだ!? このやりとりは!? 奥が深いというべきなのでしょうか?
 自分には詰キストの思考回路を理解できません。思考回路を理解できなければ作品を理解することはできない・・・なんてことはありませんよね? って、これ、誰への質問!? なんだか混乱してきました。

 ・・・とりあえず、理解できないまでも、試してみましょうか。
 まずは、泳ぎながら・・・これ、危ないな、絶対・・・。

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